仮面ライダー ORIGINAL FORM
…正義のヒィロゥ
「はいはい、そこの君たぁーち!!!」
夜の0時。
バイトを終えて帰宅途中、街灯で不気味な雰囲気を漂わす公園に、絵に描いたような『カツアゲ』の現場に遭遇。
リュックを背負ったメガネの真面目そうな青年を取り囲む三人組。
「あぁ!?なんだぁ!?」
金髪でpumaのジャージ野郎がこっちに振り返る。
「いかん、いかんなぁー。弱い者イジメはいかんよぉ。」
「あぁ?なに言ってんだよ?てめぇもボコられてぇのか?」
どうしてこういう場面に、よく出くわすんだろう。
「あのさ…君達、そんな事やってっと…。親が知ったら泣くぞ。」
耳の穴をほじりながら歩を進める。
「お人よしもその辺にしとけや!殺すぞ!」
はい、出ました。
『殺すぞ』
本当に殺す勇気あるならカツアゲなんてしてんなよ。
「あのな…。カツアゲの現場に割って入ってるんだから…。俺、強いよ?」
確かに腕には自信ありだ。
筋トレ趣味だし?
格闘技好きだし?
経験もかなり積んでるし?はははっ
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