あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
「これっ……!!」


あたしは目を見開く。


優也は優しく頷いた。


あたしの左手の違和感の正体は指輪だった。


シンプルなリングの真ん中にピンク色の宝石がのっていて上品な造りになっている。


「婚約指輪だよ。結婚するまで、それで我慢してね」


「うんっ」


あたしはすごく嬉しくて、胸のあたりがキュンとして思わず優也に抱きついた。


優也は驚いた様子だったけど、微笑みながら抱きしめ返してくれた。


「優也!!」


「ん?」


「好きっ」


「ちょっ……」


あたしが優也の目を見つめて言うと、優也の顔が真っ赤に染まった。


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