あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
その途端、絡み合うあたしの右手と優也の左手。


いわゆる『恋人繋ぎ』。


優也は何気ない顔でやるけど、あたしは顔が真っ赤になって落ち着かない。


そのとき、優也があたしの顔を覗きこんだ。


「顔、真っ赤だよ?」


「み、見ないでっ」


あたしは顔を優也からそむける。


「なんで?可愛いのに」


「なっ……!!……バカ」


あたしは更に赤くなった顔を隠すように下を向いて言った。


「可愛いな~。こっち向いて」


「ヤダ」


あたしがそう返すと、優也はあたしのあごをつかみ、ムリヤリ優也の方を向かされた。


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