あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
ふわりと温もりに包まれる。


気が付くと、あたしは優也の腕の中にいた。


「何を隠してるかは知らないけど、僕には辛いときは辛いって言っていいんだよ。隠されると余計心配になる」


優也は優しい声音で言った。


背中に回された手で、あたしをあやすようにゆっくりと撫でる。


なんでいつも優也にはバレてしまうんだろう?


優也には敵わないなぁ。


「僕じゃ、頼りない?」


優也の声が不安そうに揺れる。


あたしは優也にしがみついたまま、首を横に振る。


優也はふっと笑った。


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