*憧れの先輩と同い年のアイツ*
学校を出た二人は公園に向かった。




寒空の下、たわいもないことを沢山話した。


この日が初めて口をきいた日だというのに、不思議と会話が途切れることはなかった。


その中で、美加と有志が見かけた、竜也と一緒にいた女は、ただの友達だということも判明した。



「何?もしかしてヤキモチ?」


『違うもん//でも…綺麗な人だったな、って…』



明らかに様子がおかしい美加に竜也は顔を近づけ、



「美加かわいい//大好きだよ」



と耳元で囁くと、赤くなっていく美加の耳たぶに、そっとキスをした。


『…なんか恥ずかしい//』


そう呟く美加に、竜也は優しく口付けた。



< 36 / 140 >

この作品をシェア

pagetop