*憧れの先輩と同い年のアイツ*
17th of Dec
『はぁ…』



(良い事ないかな…)



美加と有志は、いつものファーストフード店にいた。



「ははっ!また溜め息ついてるよ、こいつ!」




溜め息が洩れる美加とは対照的に、有志は腹を抱えて笑っている。



『うるさい…うるさーいっ!!』



美加は頬杖をつきながら、鋭い目つきで有志をキッと睨んだ。



『そこ笑うとこ?!少しは心配するってこと知らないの!?』



「あー、ごめんごめん!!心配してますって。すみませんι」



『嘘だぁ。だってバカにしてたもん。目がバカにしてる感じだったもん!有志なんて嫌いだっ!!』

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