*憧れの先輩と同い年のアイツ*
体が急に熱を帯びていくのが分かった。




「すっげぇかわいいんだけど」




有志が耳元で甘く囁く。


耳の先まで赤くなっていくのが分かった。



私は、上目遣いで有志を見つめる。



こんな日が来るなんて、1週間前には思ってもみなかった…




「…ずっと大切にするから」



初めて知った、大きな彼の胸が、とても愛しく感じた。


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