幼馴染と甘い夏【短編 】


10時を過ぎると、海にも店にも人が集まって、結構な賑わいになる。

あたしの仕事は、基本、海の家の中のこと。
利用説明してお会計したり、座席整えたり、軽食のウェイトレスしたり。


ここは、数年前に哲平兄ちゃんが綺麗にリニューアルしたせいか、若い女の子にも人気があって、おかげでそれ目当てのオニイチャン達も多い。


「「こんにちは~。」」


女の子の明るい声に入り口を見れば、翔ちゃんが数名の若いお姉さん達を呼び込みして連れてきたところだ。

哲平兄ちゃんが店内案内してるそばで、翔ちゃんにまとわりついてるのが見える。


「翔君、一緒に遊ぼうよ~。休憩、いつぅ?」

「いや、ここ人遣い荒くって、俺休憩ないんだよね。」

「やだ~。ウソばっかりぃ~。あとでまた声かけるねぇ?」

「じゃ、楽しんでね。」

綺麗なお姉さん達だけど、翔ちゃんは適当にあしらって、また表へ出て行ってしまう。


女の子の扱いの手慣れた感じに胸の奥がざわつく。






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