仮☆格差恋愛
下駄箱から、クラスまでは
約一分。
1年生の時は三階だったから運動不足な私は
毎日息をあげてたけど、
2年は1階だから楽ちん♪
私はドアの前に立って、
呼吸を整える。
ガラガラッ
どんっ!
「きゃっ」
ドテッ。
いててて…
ドアを開けようとしたら、
ドアが開いて勢いよく飛び出してきた人と
ぶつかって思いっきりしりもちをついた。
「わっ!!ごめん!!大丈夫!?」
男の声が聞こえて、顔を上げた。
どうやら私が衝突したのは野球部の人
だったらしい。
野球部の人は、ずっと私を見てる。
「あ、えっと…大丈夫。ごめん!」
恥ずかしいから見ないで欲しい…