仮☆格差恋愛



「良かった!ほんとごめんな!?」

立ち上がって見ると、

野球部の人は意外と背が低めで
多分、165㎝ぐらいだろう。

キリッと上がった眉毛が
なんかやんちゃそうな雰囲気を出してる。

「…?俺の顔、何かついてる??」

「あっ…何でもないよ!ごめんね、大丈夫だから!それより朝練なら、もうそろそろ始まるんじゃ…」

「あぁあっ!!そうだった!!じゃあ、また!!」

そう言って野球部の人は、慌てて走って行った。

走っている途中に、野球帽が頭から落ちて、また

「ああぁ!!!」

叫んでた。


さっきのドア事件といい、おっちょこちょいな人なんだろうなぁ…


そんな事を考えて少しにやけながら教室に入る。
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