プラチナ・ラブ


優人と話していると、教室内が少しざわついてるのに気がついた。


「何だ?何かあったのか?」


優人が不思議そうに周りを見る。

すると、この教室では滅多に見かけない人物がいた。


「あ、いた!」

「西崎……?」


笑顔で俺の方を見ている西崎。

その手には……俺のケータイ?


あれ、でもケータイはポケットに入れて……ない。


「屋上に置きっぱなしだったよ」

「サンキュ。
全然気づかなかった」


可愛い、と周りの男子が呟いてるのが聞こえる。

確かにこの笑顔は可愛い……。


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