キミとボクの部屋。
「んだよ、笑うな」
「だって~面白いんだもん」
「ん~お前、いくつだよ?」
「女性に年齢を聞くのは失礼だよ?」
またく笑うアヤリ。
言い返せなくなった俺がそんなに
おもしろいのかよ?
「高校生」
ぼそっとアヤリがつぶやいた。
俺は冗談だと思った。
確かに、高校生と言われれば
そう見えなくもないが・・・。
こんな時間に?まさか、
高校生ってクラブ立ち入り禁止じゃ・・・
「嘘だと思った?」
アヤリは俺の顔を覗き込んでくる。
俺は静かにうなずいた。