キミとボクの部屋。


その日から毎日

『そこ』にあたしは通った。

高校生立ち入り禁止だけど、

開店時から閉店まで

毎日通ったけど、彼は現れなかった。

また会いたい。

気付くとずっと彼のコトを考えていた。

だけど、さすがに通い詰めて1週間。

今日、会えなかったからもうここに来るのはやめよう

そう思って、店内に入った時。



「あ。」

あたりをきょろきょろ見渡す人がいた。

あの人だ、間違えない。

「お兄さん」

そう言ってあたしは近づいた。



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