キミとボクの部屋。
アヤリ。 saidケン
アヤリは突然現れたんだ。
俺はこのクラブを始めてから
かれこれ2年が経った。
当初は営業成績も悪くて、
はっきり言って赤字営業。
あのままいってたら、確実に
この店は1年持たなかったなぁ。
まぁ、俺の言える立場じゃないけど。
そんなこの店の未来を救ってくれたのが、
『コウイチ』
だった。
コウイチは将来ダンサー志望の学生で、
ただの『スタンディング・バー』を、
今はやりの『クラブ』に変えてくれた。