オトナの秘密基地
『盛り塩さん』は、準備ができたPCのデスクトップから、wordを選択してすぐにクリックした。
そして、文字の大きさを調節すると、素早くタイピング。
【時間がかかるから敬称略、タメ口で】
私が頷くと、すごい勢いで打ち始めた。
【営業が戻ってくる前に、場所を移ろう。
ここ、今はオープンルームにするために貸してるけど、俺の部屋。
人の部屋だっていうのに、勝手に適当な盛り塩置かれて、片づけようとしたらこの様だ。
君まで巻き込んですまない】
巻き込むということはやっぱり、さっき見てたあの夢と『盛り塩さん』は関係あるのね。
私は自分も打ちたいとジェスチャーして、その場を代わってもらった。
PCの前に座り、一番聞きたかった事を打つ。
【気にしないで。それより、あなたのお名前を教えて】と。