オトナの秘密基地
しゃがんだ姿勢から、立ち上がった途端、まためまいがした。

倒れる前に、旦那様が横から支えてくれる。


「まだ危ないから、無理するんじゃない!」


「すみません……」


そのまま、膝の後ろに手を添えられ、抱きかかえられた。


「ええっ!?」


ある意味憧れのお姫様抱っこが、こんな形で実現するなんて。

落とされたら大変、と、旦那様の首にしがみついた。

でも、その足取りはとてもしっかりしていて安心できた。

さすが、軍人さん。

きっと鍛え方が違うんだ。

そのまま、布団の上に降ろされた。


「着替えるなら手伝うぞ」


「と……とんでもないことでございますっ」
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