オトナの秘密基地
慌てて返事をする。

夫婦だと当たり前なのかも知れないけれど、今の私には絶対無理だ。

モンペを脱いで、この浴衣に着替えるだけなら、寝たままの状態でもできる。


「ひとりでできますから……」


あっちに行ってとは、さすがにはっきり言えなかったけれど、旦那様が察してくれたらしい。

他の部屋へ行ったようだった。

隣で静かに寝息をたてているカツヤを起こさないようにして、着替えを開始。

ブラウスはボタンを外して腕を抜くだけなので、寝たままでもすぐ脱げた。

モンペは、紐でウエストを調整するらしく、これも難なく脱げた。

そして、脱いでから気づいた、自分のお腹。

これは、一体どうなってるの!?

私のお腹は、包帯の大きなサイズのものでぐるぐる巻きにされて、がっちり固定されていた。

< 97 / 294 >

この作品をシェア

pagetop