時計の針は狂いだす
針は狂いだした
そして次の日・・・
いつものような青空だった。
今日は昼から雨が降るらしい。
私は別にどうでもよかった。雨が降ろうが関係ない。
いつも雨が降ったら真弓の傘の中に入るから。
そして学校について、いつものように靴をはきかえる。
そのときだった
「あっ!杏子さんだ!!」
そう言いながら走って私の横に息をきらせながら止まった5,6人の男女。
すると1番前のメガネをかけた少し小柄の男の子が
「あっあの、僕、新聞部の日野です。」
そう言われて私は
「はぁ・・・。んで、新聞部の人があたしに何の用?」
「あの・・・実は前からあの奈架道先生がアナタのことを好き、だと言うウワサを耳にして聞きに来たんですが。それは本当ですか?」
そう言われて私は内心「あぁ・・・なるほど。それで朝っぱらから来たのか・・・。あと後ろの女子たちは奈架道センセーのファンクラブの人か。納得。」
と思った。そして私は
「私も昨日友だちから聞いた。でもウワサでしょう?本当か私も知らないし、別に気にしてない。」
そう言って私は教室に向かった。教室には真弓が入ってきたあたしに気がついてこっちにきた。
「朝からおつかれ。ねぇねぇ、なんて言われたの??教えて教えて!」
真弓はうずうずしながら待っている。そんな真弓に私は
「ウワサだから別に気にしてない。って言ったけど。」
「そっかぁ~。おもしろくなぁい。」
おい・・・。面白くないって、何がだよ!!と心の中では叫びながら笑顔でいる私。それに真弓は気づいていない。
そのとき、幼なじみの由香利が
「ゆかりも由香利も~。話にまぜてぇ~。」
と入ってくる。
朝っぱらからぶりっこでくるかぁ・・・。キツイ・・・。正直マジきついわぁ・・・。
「おはよぉ。由香利、朝から元気だね。」
「おはよぉ~真弓。由香利わぁ~元気でいないとぉ~あの人に見てもらえないからぁ~。」
「あの人って??」
私と真弓の声がダブった。由香利は少し照れながら
「え・・・。吉町先生・・・。」
「よ・・・よしまちぃぃぃ!?」
学校全体に私達2人の声が響きわたる。
----吉町高広[よしまちたかひろ]確か隣町に住んでる先生で、変態でみんなにひかれてるマジやばい先生。1日お菓子最低でも10個食べるし、あとたしかあいつデブだったような・・・。



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