漆黒のタクティック  【1巻】


「私はね、すごく嫌な予感がするの。なにか得体のしれない組織が動いているのかも。そんな危険な目に、まだ見習いでもある生徒達を巻き込みたくないの」
「…先生」
すると、レム先生はすごく睨みつけたような目をして窓際を見たとたんに、僕に
「じゃあ、もう夜遅し、朝起きれなくなっちゃうから、しっかりと寝てね」
そう言って、僕はうん。と答える。
僕は、その時は、何にも疑いもしなかった。
本当にレム先生の言った通り得体のしれない組織が水面下で動いていた。

レム先生は、心の中で
『……まさか、盗聴魔法?しかも超上級……』
レム先生はその魔方陣をかき消す。


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