漆黒のタクティック 【1巻】
「ねえ。リズ。大丈夫?……すごい汗かいているけど?……具合悪いのかな」
僕は、ものすごい青い顔したリズが心配だった。
「あ、ううん。大丈夫。こんな学校に入れる事の緊張感かな?」
私は、そう答えは。本当は嬉しかったのに。
学校のチャイムが聞こえる。
間もなく授業が始まろうとしている。
そう、僕と、そして隣で知り合ったリズと2人の史上最悪の物語が
いま、ページがめくられようとしている。