漆黒のタクティック 【1巻】
僕は、そのままうつ伏せ状態になってしまう。
なぜだろう……、立つことができない。力が入らない。
全身に痛みが走るように。
でも、それだけじゃ無かった。
僕は自分の両手を見た。真っ赤に汚れていた。
ううん。汚れじゃない、自分自身の“血”だった。
「うそ。」僕は、疑うしかなかった。
これほど強力な魔法が、人を傷つけるように使われているなんて。
僕のおじいちゃんは小さかった頃に言っていた。