がーるずすくーる
そんな事もあり、村田は高校など行かずに大検を受けて卒業資格だけ取ってコンピューター関係の専門学校に行ってゲームクリエーターかプログラマーになりたかったのである。
しかしまともな人間関係を作る事のできない孫の将来を憂いた祖母は「大検ではなくどこでも良いからちゃんと高校に通って欲しい」と懇願した。
大好きな祖母に泣かれてお願いされた村田は「それなら家から一番近い学校に行く」と言い出し、たまたま家の近くにあったのが北条女子であった。

そんな訳で、村田は最初から高校に真面目に通う気など更々なかったのである。途中で辞めて大検受けてさっさと専門学校に行きたいと考えていたのだった。

上記の通り、村田は勉強は出来ても思考回路は単純で短絡的な幼稚園児レベルを抜け出ていないお子ちゃまであった。

そんな村田が個性派揃いの北条高校に入学し引き起こす騒動はこれから先の話である。
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