黎月~男嫌い少女×最強総長Ⅰ~




でも、嬉しかった。


涼はともかく、私はお姉ちゃんが家に来たときから、憧れだった。


私には持っていない物を持っていたから。

お姉ちゃんは、父母が死んでお姉ちゃんも辛いはずなのに、血の繋がらない私たち双子に、

「大丈夫だよ!」

って、優しく接してくれた。



だから、陵羽さんの言葉は何よりも嬉しかった。



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