君がいたから。
そんな父を見て母は
一度父を叱った。
「止めてくださいっ!!!!!!!
このお金は貴方のモノじゃないんです!!
子供達のなのよ?!」
「うるせぇ!!!!!!!
ここまで、こいつらを
育ててやったのは誰だっ!!
食っていけたのも、
家で暮らせるのも、全部俺のお蔭だろ!」
「毎日、毎日
お酒やパチンコなんかに使って
私のお金、返しなさいよっ!!」
「嘗めた口を聞くなっ!!」
その時、
パシッと父が母の頬を思い切り叩いた。