禁断の姉弟愛 ~欺くのはどっち?~
と和也は張り切っていたけど、やはり空腹には勝てず、私達はダイニングでテーブルをはさんで座り、レトルトのグラタンなんかを温めて腹ごしらえ中。
「ねえ?」
「ん?」
「小柳君達にお祝いをあげるでしょ? どんな物にする?」
小柳君も、もうすぐ結婚をする。相手の女性には一度だけ会った事があるけど、とてもチャーミングな人だった。
「そうだなぁ。なまじ変な物をあげてもダメだから、今度本人に聞いてみるよ」
「そうして? それと、遠慮させないようにしてね? 彼は私達の恩人なんだから……」
「うん、わかってる」
そう。私達は小柳君には本当に世話になった。結婚式に来てもらったし、数々の貴重なアドバイスをもらった。どちらかを欺けという二択を提示してくれたのも彼で、当時の私と和也は、迷わず世間を欺く方を選択した。自分達の気持ちを、ではなく。
中でも一番有り難かったのは、ネットの“裏掲示板”を教えてもらった事だと思う。それがなかったら、私達は直人さんと裕美ちゃんの兄妹に出会う事はなかったのだから。
その掲示板とは、私と和也のように、禁断の恋に悩む人々が互いに相談し合ったり、愚痴を言い合ったりする秘密の掲示板だ。そしてそこで、実の兄妹で愛し合う、直人さんと裕美ちゃんに出会ったのだ。
もし神様がいたとしても、私と和也は神様に嫌われていないんじゃないかと私は思った。だって、そんな素敵で運命的な出会いが、実際にもたらされたのだから……
「ねえ?」
「ん?」
「小柳君達にお祝いをあげるでしょ? どんな物にする?」
小柳君も、もうすぐ結婚をする。相手の女性には一度だけ会った事があるけど、とてもチャーミングな人だった。
「そうだなぁ。なまじ変な物をあげてもダメだから、今度本人に聞いてみるよ」
「そうして? それと、遠慮させないようにしてね? 彼は私達の恩人なんだから……」
「うん、わかってる」
そう。私達は小柳君には本当に世話になった。結婚式に来てもらったし、数々の貴重なアドバイスをもらった。どちらかを欺けという二択を提示してくれたのも彼で、当時の私と和也は、迷わず世間を欺く方を選択した。自分達の気持ちを、ではなく。
中でも一番有り難かったのは、ネットの“裏掲示板”を教えてもらった事だと思う。それがなかったら、私達は直人さんと裕美ちゃんの兄妹に出会う事はなかったのだから。
その掲示板とは、私と和也のように、禁断の恋に悩む人々が互いに相談し合ったり、愚痴を言い合ったりする秘密の掲示板だ。そしてそこで、実の兄妹で愛し合う、直人さんと裕美ちゃんに出会ったのだ。
もし神様がいたとしても、私と和也は神様に嫌われていないんじゃないかと私は思った。だって、そんな素敵で運命的な出会いが、実際にもたらされたのだから……