貴方まであと1cm
〔涼side〕

人通りが多くなった駅前。


その中に、イライラしている女の子がいた。


両手の腕を前に組んで、眉間にシワを寄せて。



遅い。遅すぎる…。

もう!何してんのよ!梨乃は(怒)

1時に駅前集合で、今は、

5分過ぎ…――――。


なのに…。


「何で梨乃は来ないのよ!?」


いつもならもうとっくに来てるのに。


そう思っていると…―――


ピーポーピーポー


1台の救急車が通った…。


その時は、何も思わなかったけど

1つの思いが生まれた…。



『梨乃が事故にあった。』



そう思った瞬間、体から血の気が引いた。


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