一緒に、歩こう
「お疲れ様」
しばらく待った時のこと。
隼人と警察の人が入って来て、
少し会話をしている。
「今迎えが来るそうだから、ここで待ってなさい」
え、と。
あたしは動揺する。
迎え?何で?誰が?
テンパるあたしをよそに、
隼人は落ち着いている。
「隼人…」
「ごめん芽衣子。ごめん」
あたしはサングラスを外して、
彼を見つめる。
頬や額の傷が生々しくて、
服の汚れも目立つ。
「いいの、あたしが悪いの。負けないで、なんて…言っちゃって」
「ほんと、ごめん」
そう謝った隼人を見た時。
遠くからこちらに向かってくる
人が見えた。
「…あ、」
見覚えがある。
それもそのはず。
隼人の担任の先生だから。