[【殺人ゲーム】クリック!]
過去


『…そういう訳だ。お前ら、くれぐれも気を付けろよ。
例え同じMURDERでも、気に入らなければ、奴は簡単に殺すぞ。』


大基の言葉に、先程見た怜衣の残骸を思い出す。


「來姫は…何でそこまでラストRに執着するの?」


少しの沈黙の後、大基は静かに口を開いた。


『はっきりとは分からない…。
けど、もしかしたら過去に何かがあるのかもしれないな。』


「過去…。」


呟く亜季に、大基は少し困ったように笑った。


『俺にだって、嫌な過去くらいあるさ。』


そう言って、大基は自身の過去を語り始めた。


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