[続2]素敵過ぎる恋愛…あなたの世界へ
「奥様・・・
 来月にはオープンとなります。

 その前に、今月末にプレオープンとしまして、パーティーを開く予定です。

 奥様もぜひご一緒に。」

正直、妊婦になってから、パーティー関係は遠慮していた。

貴俊さんもそれは分かっていたようで、

出たくなったら出ればいいと言ってくれていたから・・・



『あの・・・貴俊さんが直接指示するくらい大切なお店なら

 尚更私は遠慮します。

 貴俊さんに迷惑かけたくないですから・・・』



「奥様がどうしても無理だとおっしゃるなら仕方ありませんが・・・

 社長は奥様がご出席いただけないのならば、

 パーティーをしないとおっしゃると思いますよ。」


私の頭の中には???だらけだった。

ホテルを新規でオープンした時だって、私の事で中止とかなかったのに。


『健司さん・・・それはなぜですか?』


「私の口から説明することはできませんが、社内秘密でもありますので・・・

 ただ、笠井貴俊という男のすごさを見ていただければと思います。」


私はよくわからなかったけど、とりあえず出席すると伝えた。

健司さんの口車に乗ったような気がするけど…

どうも、健司さんは口がうまくて・・・
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