天神学園高等部の奇怪な面々29
むざむざ殴られてやる気はない。

拓斗は迎撃する。

周囲に響く、パパンッ!という乾いた音。

拓斗が不良達の拳を素早く叩き落とした音だ。

威力は必要ない。

自らに被弾する前に、拳の軌道を逸らす、或いは拳を止めてしまえばいい。

…拓斗自身はここで止めるつもりだったのだ。

が、反復練習というのは恐ろしいもので。

どんなに止めようと思っていても、体が反射的に動いてしまう。

がら空きの不良達の顔面に、拓斗の鋭い攻撃が放たれる!

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