蒼空模様



そうすると、

その女の子たちがこっちに歩いてきた



「ねぇ、川下さんって

 雅弥と付き合ってないの?」



3人の中でも

1番派手な奴が話しかけてくる



「・・・・・・は?」



「付き合ってると思ってたんだけど

 今、沖田君と約束してたよね?」



・・・うっとぉしい



「そう言うことは、

 雅哉本人に聞けば?

 わざわざ美弥に聞くとか、

 女って、めんどくさいよなぁ」



沖田が私の代わりに言う



「・・・っ、

 聞きたかったのはそれだけ!」



そう言って、

バタバタと走り去っていく3人



「・・・わざわざ言わなくても

 大丈夫だったのに・・・」




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