狭き門
こうして、鉄道側と大衆側のニーズが一致し、
狭い改札はブームを通り越えて文化となった。

人々はどうにかして自分が何か特別な力を手にしたい、マイノリティでありたい、
という願望があるようである。

そんな大勢のマイノリティになりたい集団が、
狭い改札に行列を作っている。
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