図書室で君と~俺様王子との恋~

昼休みは図書室で~花音side

「はぁ」

藤原花音、ただいま絶賛溜息中です。

「もぉ。また溜息ついて。全く、何が
 あったの?」

「真美ちゃぁぁぁぁん。助けて~。
 あのね、実は……」

今は休み時間。真美ちゃんしか頼れる
人いないから、今相談してるの。

「……それでね、毎日昼休み図書室
 来いって言われたの。どーしよぉ」


私が話し終えると、真美ちゃんは急に
目を輝かせた。


「花音~っ。あんたそれチャンスよ。
 あぁ。花音もやっと恋に芽生えたか」
 


えぇーっ。なんでそうなるの!?
真美ちゃんの思考が分からない……

「で、その先輩は何て言う名前なの?」



私が「えっ?」て言う顔をしているにも
関わらず、真美ちゃんは私に聞いた。
もぉ、真美ちゃんたらっ。



「3年の竹澤真先輩……。だけど真美
 ちゃん、私は恋とかまだよく分から……」



私がそう言いかけた時……




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