図書室で君と~俺様王子との恋~
そしたら、急に真美ちゃんが、


「はぁぁ~!?展開早すぎ!!ちょっ
 詳しく説明しなさい!!」


私に向かって叫んだ。えぇ~説明しなきゃ
いけないの?



「詳しくって言われても……ただ、私が
 謝ろうとしたら急に先輩が謝ってきて
 くれて、そしたら急にキス///…されて
 告白された///」




私がやっとの思いで言ったのに、真美ちゃ
んは何も返事をしなかった。



「真美ちゃーん?」


私は不思議に思って首を傾げながらそう言
うと、やっと真美ちゃんが喋り出した。


「……よかったね!!
 だって王子と付き合えるなんて
 夢みたいじゃない!」


「真美ちゃん…だけど私、ほんとに
 竹澤先輩のこと好きか分かんないし…」



「花音……」


真美ちゃんはそう言って急に黙り込んだ。

そしてまた真美ちゃんが口を開いた。


「分かんないなら付き合ってみたら?」



「…え?」


私は真美ちゃんの言ってる意味がわからなくて
頭の上にハテナマークを出していると…


「だから、付き合ってから好きになれば
 いいじゃんってこと」









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