キミと一緒に。【完】
まぁ、期待しない程度に用意してやろう。

いつも、冷凍庫行きになるんだから。

もうすぐ夏休み。

1人の時間が増える。



「花音!花音!」



ボーッと、家に1人の自分を想像してると、隣のクラスを副担任をしてる兄貴が現れた。

堂々と名前で呼ばない約束をしたのに、ヤツは笑顔で私に近付いて来た。

腰を曲げ、耳打ちしようとしてる兄貴。

――しかし話の内容は、面倒臭いモノだった。




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