キミと一緒に。【完】
車に荷物を積み、助手席に乗り込む。

発進しても、お祖母ちゃんへ「ありがとー!」と叫びながら手を振り続けた。



「引っ越しの日までは、姉貴ん家だからな」



「うん」



帰ったら、加菜恵にだけでも会いに行こう。

倉元に連絡を取って。

親友なんだから、今更、隠し事なんてしてられない。

もう、言わないと。

加菜恵との友情は、終わらせれないから。




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