キミと一緒に。【完】
「私……、私があんたに何をしたッ!?」



「わからないのか」



「わかる筈、ないでしょ――っ!!」



夜空に反響する私の声。

近所の人が出て来て、助けてくれたら幸いだと、必死に声を張った。



「いけないんだー。反抗期なのかなー?」



「夜は静かにしないとねぇ」



黙ってた2人が、辺りを見ながら言って、私を睨んで来た。

睨まれるのは普通、私じゃないでしょ。
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