キミと一緒に。【完】
「それより、お前は進路を決めたのか?お袋も鹿波も心配してんぞ」



「あー…それ、ね…」



新太が帰宅せず、2人分の食事を並べながら、兄貴に管理栄養士の資格を取ろうと思ってる事を伝えた。

兄貴は「良いじゃん」と軽い返事だが、何か言いたそうに私の顔を見ながら、お味噌汁を飲む。



「何?」



堪らず訊けば、吹き出しそうになる兄貴。

何なんだろうか。
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