キミと一緒に。【完】
「私、夢があるのよ。親に笑われたけど」



「私にも聞かせてよ」



「笑わない?」



「もちろん。だから、話して?」



人の夢を笑うなんて、加菜恵のご両親には悪いけど、私は最低だと思う。

私の目をジッと見てる加菜恵は、予想外な事を言い出した。



「居酒屋のオーナー」



「……へ?」



加菜恵が、居酒屋の経営者。

…何でそんな夢を?

笑う事はなくても、私は加菜恵の顔を見いってしまった。
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