夢恋






 「オレはまだ紗弥歌が好きだ…」









 その言葉にゆっくり顔を上げると、切なそうな顔をした諒と目が合った。









 「だからもう一回付き合って欲しい…自分で振っておいて勝手だって分かってる…
 でも、オレは紗弥歌が好きだよ…」









 「へ…」






 
 頭がついてこない…








 諒がまだあたしを好き…?








 
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