生き続ける-消えない思い出-

時と在る場所



- 蒼side -



水野の前から去り、中庭を抜けて校舎の角を曲がった。

しかしそれは、ささやかな演技だった。



俺は別の場所へ行ったフリをして、水野が中庭から去るのを、陰でじっと待っていたのだ。


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