生き続ける-消えない思い出-

- 登稀side -


俺は生まれたときから心臓の状態が良くなかった。

当時の医師からは、現代の医療技術では完璧には治せない。
20歳まで生きれれば奇跡的だろう、と言われていたらしい。


子供の頃から抗がん剤などの辛い治療をずっと続けても治らないのなら、せめて限られた時間のなかで思いっきり生きてほしい。

そう考えてくれた両親のおかげで、俺は薬を飲みながらも家族と一緒に普通の生活を送ることができた。


< 198 / 199 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop