小指に繋がる一本の糸
『今日、知夏が行ってあげる』
「来るな…いくらお前でも親父は無理や…」
『違うって
止めに行くんじゃなくて、みんなを守りに行く』
琉依はただ…泣くばっかりやった
『るーちゃん…?』
なんもしらん藍は琉依の心配してた
『ごめん藍
今はそっとしといたって』
『あ…うん』
ちょっと怒ったような、
そんな反応
藍も…ごめん
でも…仕方ないと思う
藍には
苦しみも悲しみもわからへん
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