溺愛王子とヤンキー姫
――――…
お医者さんがでていって兄ちゃんは頭を上げた、そして
「バカやろぉ!!」
バコッ
『いったぁ…』
兄ちゃんに頭を叩かれた
『怪我人になんてことすんだよ!!』
私が勢いよく怒鳴ると
兄ちゃんは悲しそうな顔をして
「本当に…心配かけんなよ。
來が知らせてくれなかったら…お前死んでたぞ…多分」
兄ちゃんの言葉に続き泣き止んだママが
「親子って、本当に似るのね~」
え?
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