好き・・・大好き・・・
私はタオルかごを持って未来さんのところに行った。
未来さんは飲み干している水筒を洗っている。

「お疲れ様です。私も洗うの手伝います。」

「いいわ。あなたはタオルを綺麗にたたんで。」

無愛想に未来さんが言う。
私は言われた通りかごの中からタオルを取り出したたみ始めた。

「あなたって輝のこと好きなの?」

「えっ!」

いきなりの質問がこれ・・・?
なんで聞くんだろ・・・てか私好きじゃないし。

「好きじゃないよ。なんで?」

私がそう言うと未来さんはニッコリと笑った。

「じゃあ、私がんばっちゃうよ。」

「えっ・・・?」

よくわかんないけど未来さんの態度が一気に変わった。
さっきまでと違って明るい。

「応援よろしくね?」

「え・・・あ、うん。」

私は適当に返事したけど何のことだろう・・・?
もしかして未来さんって輝のこと好きなのかな?

タオルをたたみながら考えた。
でも、やっぱり好きなのかな?
てことは私はあまり邪魔しちゃいけないよね。
あまりかかわらない方がいいのかも。

次のタオルを取り出すと輝のタオルだった。
なぜか輝のタオルはとても丁寧にたたんでしまう。

たたんでいるのを見ていた未来さんは少し不機嫌そうだった。
ほら、不機嫌になるってことは好きなんだ。

でも、なんだかもやもやする。
別に好きでわないのに・・・
でも確かに、輝が未来さんの彼女になったら私はどう思うのかな・・・

ちゃんと受け入れれるのかな?

そう思うとあまり自信がない。
でも、私は輝のことは好きでわない。

そうだよ・・・うん。

「舞恋ちゃん、ぼーっとしているけど大丈夫?」

「あ、うん。」

私、考えすぎだな・・・
今はマネージャーの仕事に集中しないと。

私はたたんだタオルをベンチに置いた。

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