まだ好きです(完)

出会い

「席替えをしまーす。みんなくじ引いてください。」

みんな一斉に立ち上がった。

どぉか!!神様。仏様。サンタクロース様。駿と隣の席になれますように。


私はどきどきしながらくじを引いた。


「5」


「それでは黒板に書かれてある数字の席に移動してくださーい。」


みんな机を移動した。ガタガタッという音が私をますます緊張させた。



お願い!!!


「ぎゃー!!駿くんの隣、日向じゃん」

「いいなぁー。日向~」

みんなの歓声。


私の…隣は。

「宇治 新。よろしく。」

新。こいつはクラスでもまじめなほうで、頭がいい。



まあ勉強教えてもらえるから良かったけど。。


「わ、、私。高橋 日向です。」

「知ってるよ。名前くらい。(笑)」

駿。。日向ちゃんと話してる。


日向ちゃんはおとなしくて、臆病な子。


よく貧血になって体が弱い。


めっちゃ女の子~って感じの子


男子はこんな子を好きになるもんなんだよな~。


ぼ~っとしながら駿を見つめた。


駿~。いつもなら振り向いてくれんのに、



もう君は私をみても降り向かない。




駿。



駿の心見させてよ





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