まだ好きです(完)
★雛side★
「新~~!!!昨日の宿題みして~!!」

「俺。間違ってるかもよ?」

「いいよ!!絶対あたってるって保証する!」

「保証されても(笑)」


そんな会話が毎日続いた。


駿と日向はめっちゃくっちゃ気になるけど、


そんなに気にしてたら駄目だと思った。



「だって新。頭いいじゃん!!もっと自分に自身もたないとー!!」


「そうだな。」


新は優しい目で笑った。


今まで見たこともないくらい優しい目で。


「新と話したのって初めてじゃない?」
「あー。そうかも」


「なんか、初対面みたいだな…」

「あ…」


キーンコーンカーンコーン


新の言葉をさえぎるようにしてチャイムがなった。



「ごめん。今日塾!!!」



そういって私は急いで学校を出た。



夕焼け空はやけに赤かった。





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