ナンパ男との恋 社会人編

そして、ようやく
輝樹が何の事を言っているのか気づき


「ち、違う・・
浮気なんかしてない・・」


首元に思わず目がいく輝樹に必死でそう言うけれど


「じゃあ 何で
そんなとこに わざわざ
キスマークなんかつけてんだよ?」


「それは・・・・」


私にも分からない事を
輝樹に言えるはずもなく
再び黙り込んでしまった。


「・・・相手は?」


・・・・・・・


「去川さん・・・・」


「は?去川って
もしかしてトオルの事か?」


ゆっくり頷くと、

「・・・何であいつ
女は相手できねぇはずじゃ・・」


「・・・・」


そう言うと 何も言わず
考え込みながら携帯を手に取った。











< 126 / 330 >

この作品をシェア

pagetop