ナンパ男との恋 社会人編

そんな事を知った
次の日・・・

「お・・じゃなくて
佐々木さん
今日も乗っけていくから」

帰ろうと 外に出ると
去川さんが待っていた。

「あ、えでも・・」

「乗って」


・・・・・・・・・


やばいー・・・

昨日 輝樹が言ってた事を
思い出しすぎて
どうすればいいのか
ますます分からない。


「ど、どうぞ」

部屋の鍵を開け
中に通すと

やはり テレビをつけていても
沈黙が目立つ。


7時が少し過ぎ・・・


「・・・帰ってこないね」

「電話したら 7時には帰ってくるって言ってたんだけど」

無表情のまま そういう去川さんは
たぶん、

怒ってる?たぶん・・・


「すいません・・・・」

そもそも輝樹は あまり
時間を守らないから・・・



「もういいや。」

「へ!?え?」

「別に急ぎじゃないし。
また今度でいい」

「あ、うん・・・
ごめん・・」


・・・・・・・・

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