ナンパ男との恋 社会人編

少し沈黙が続いた後
立ち上がり 玄関へ行くと

「じゃあ・・・」

「すいません・・・」

「ところで
なんで 佐々木さんが
謝ってるの?」

「えっと・・・連帯責任的な・・」

「・・・なるほどね」


――――え・・・・?――――


い、一体 今 何が・・・


両手を上に掴まれ
壁に押し付けられるように
目の前に 
去川さんの顔があって・・


き、き、キスしてるような・・

してるようなじゃなくて

完全にしてるじゃん!


「んっ、ちょ・・・っ」

手が掴まれ
体が押し付けられてるせいで
突き飛ばすこともできず
必死で顔を下に向けるように
拒むけれど

唇が離れることはなく

それどころか
舌が絡みついてくる。

顔は女の子みたいだけれど
力も、体の大きさも
完全な男の人で・・・




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